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エキゾチックアニマルの診療

エキゾチックアニマルとは

エキゾチックアニマルとは

最近ではわんちゃん、ねこちゃん以外の動物を飼う方が増えてきました。エキゾチックアニマル(ウサギ、フェレット、モルモット、ハムスター、鳥類、トカゲ類など)と呼ばれています。
エキゾチックアニマルだからというわけではなく、どの動物にも「100%正しい飼い方」というものはありません。ただ、わんちゃんやねこちゃんに比べ、エキゾチックアニマルはまだまだ分からないことが多く、個体差も非常に大きいです。当院では常に情報を収集して、院内で共有し、できる限りの診察を。と心掛けています。症状によっては診療できない場合もございます。症状をお聞かせ下さるとこちらも診療方針がよりはっきりするので、まずはお電話をください。
次に代表的なエキゾチックアニマルの健康管理等を上げていきます。

注意したい症状

「今日はちょっと食欲がない」「いつもより元気がない」そんな小さな異変に気付くのは、毎日一緒にいる飼い主さまです。大事に至らないためには、そのような異変をいち早く感知して、様子を見すぎずに受診することが大切です。

特にウサギやハムスター、小鳥などの小動物の場合、「食べない」という症状があらわれてから半日を過ぎると、手遅れになることもあります。なるべく早くご来院ください。当院では、必要に応じてウサちゃんの点滴などもしています。

ウサギちゃんのいろいろ

診療内容

季節や気候によって起こりがちなトラブルなど

エキゾチックアニマルにも対応します

エキゾチックアニマルの中でも非常に人気が高く、飼育されている方も増えている傾向にあります。昔は「白うさぎ」が主流でしたが、最近ではドワーフ(小型)種から大型種まで現在約150種類がいるとされています。

食事

ウサギちゃんは完全な草食動物です。身体に多くの食物繊維を必要としますので主食である乾燥牧草を無制限に与えるようにしてください。牧草を前歯で噛み切り、臼歯ですりつぶすことによって歯を摩擦させることが「不正咬合(上下の歯がきちんと噛み合ってない状態)」を防止することにもなります。

最近は副食としてペレットを与えている飼い主の方も多くいらっしゃると思いますが、体重の1.5%を与えれば十分です。ペレットを与えている場合はおやつを与える必要はないと思いますが、コミュニケーションの一つとして与える場合は与え過ぎないよう注意してください。

身体のチェック

ウサギちゃんの耳は体表面積の12%を占め体温調節を行う部分でもあります。極端に熱かったり、逆に冷たかったりしないかを確認してください。目ヤニや涙が出ていませんか?ウサギちゃんは常に鼻が動いてますね。その動きに注意してください。鼻の動きが大きくなると呼吸がしにくくなっているサインです。爪や歯は伸びすぎていませんか?ウサギちゃんの歯は生涯伸び続ける「常生歯(じょうせいし)」というもので特に前歯は伸びるスピードが早いです。伸びすぎている場合は当院で「爪切り」「歯切り」を行えますのでご来院ください。排泄物にも注意して、色や固さが気になる場合はご相談ください。

注意したい点

ウサギちゃんは高温多湿に非常に弱いです。朝晩と日中の寒暖差でも体調を崩すほどです。室温は18~23℃、湿度は40~60%が快適に暮らせるといわれています。

運動もさせてあげて下さい。ケージの中で生活しているウサギちゃんは最低一日一回ケージの外に出してください。狭いスペースの中だけにいると十分に動けず足に負担が掛かりトラブルの原因となるほか、ストレス、肥満の原因にもなります。

フェレットちゃんのいろいろ

フェレットちゃんは食肉目イタチ科に分類される哺乳動物です。1日のうちのほとんどを眠って過ごします(18時間眠って過ごすとの報告もあります)。

食事

一日の必要カロリーが、体重1kg当たり200~300kcalと体の大きさからみても非常に多いカロリーを必要とします。タンパク質を30~40%、脂肪を15~30%含む食事が理想です。ということは、ドッグフードでは低タンパク、キャットフードでは低脂肪でミネラル過多となりますので注意してください。最近では様々なフードが販売されています。基本的に好き嫌いがはっきりしているので、その子に合ったフードを選んであげて下さい。

フェレットちゃんの中に果物や野菜などの高繊維、高炭水化物の食物を好む子もいますが、消化できないために腸閉塞の原因になることもあるため気を付けてください。

身体のチェック

耳ダニがいることが多いので、痒がる様子や耳垢は多くないか気を付けてあげて下さい。鼻は常に湿っています。爪切りもしてあげて下さい。排泄物はしっかりとした形がありますか?フェレットちゃんは特有のにおい(ジャコウ臭)があります。副腎疾患でにおいが変化することがあるので普段から体臭にも注意してください。

注意したい点

犬ジステンパーという伝染病を聞いたことはありますか?感染した動物のくしゃみ等の分泌物によって広まる病気です。高熱、目ヤニ、鼻水、くしゃみ、元気・食欲の減退、震えやけいれんなどの神経症状を起こすこともある病気です。最悪の場合は死に至ります。実は、フェレットちゃんはネコちゃんよりジステンパーの感受性が高い動物なのです。そのため、ジステンパーウイルスに対しての予防接種を行うことが推奨されています。ただ日本国内にフェレット専用のジステンパーワクチンはありませんので、当院では「犬5種ワクチン」で代用します。犬用をフェレットちゃんに接種しても大丈夫かという不安の声も聞かれますが、様々な文献等を見ても重篤な副反応の報告は見られません。

また、狂犬病予防とフィラリア予防も推奨されており、海外では必須となっているところもあります。これもフェレットちゃんは狂犬病とフィラリアに対しての感受性が非常に高いためです。

気になる方は一度ご相談ください。

モルモットちゃんのいろいろ

モルモットちゃんは哺乳類げっ歯目の動物です。雌雄個体差はありますが体重は750g~1,200gほどになります。

性成熟はオスで12週齢頃、メスで8週齢頃となります。妊娠期間は59~72日ほどで、ほかのげっ歯類と比べると長いです。ですから、モルモットちゃんの赤ちゃんは産まれてきたときには目も開き、被毛も生えそろった比較的成体に近い身体で産まれてきます。生後間もなく親と同じものを食べ始めますが、完全な離乳は生後21日目頃となります。

食事

モルモットちゃんはヒトを含む霊長類と同じくビタミンⅭを体内で合成できません。食物で摂取していかなければ命に関わるためほかの動物用のペレットをモルモットちゃんに与えてはいけません。ビタミンⅭを添加されているペレットが多くみらきれますが、ビタミンⅭは劣化が早いので注意しましょう。

ビタミンⅭを摂取させるためにも毎日新鮮な野菜、果物も与えましょう。与えてよいものは、コマツナ、チンゲンサイ、ダイコンの葉、パセリ、セロリ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、カボチャ、イモなどです。ただ、与え過ぎると肥満の原因になるため注意してください。与えていけないものとしては、ホウレンソウ、アボカド、タマネギ、ニラ、ニンニクなどです。

他の草食動物よりタンパク質を多く必要とするのでアルファルファやチモシーを常に入れておいてあげて下さい。これは「不正咬合」防止にも役立ちます。

身体のチェック

モルモットちゃんは良い条件で飼育するとほとんど病気をしない丈夫な動物です。逆に食事や飼育環境が不適切であると病気になりやすく、早めに手当てしなければ、回復不能になりかねません。目ヤニや鼻水のチェック、よだれは出ていませんか?モルモットちゃんは切歯だけでなく臼歯も一生伸び続けます。臼歯の過長は溜涎や食欲の低下につながります。

排泄物はどうですか?食物の繊維分が少ないと糞が小さくなるといわれていますので確認しましょう。一般的にオスはバナナ型の、メスでは俵型の便を排泄します。

注意したい点

先ほども書いたようにモルモットちゃんはビタミンⅭを体内で合成することができません。ビタミンⅭは生体内でコラーゲンの合成に必要です。食事で十分なビタミンⅭが与えられていないと血管がもろくなり、関節や歯肉での出血が起きます。症状としては被毛が縮れてきたり、食欲不振、下痢、歯ぎしり、跛行(はこう=一肢または複数の肢に何かしらの異常が出てかばって歩くこと)が見られます。痛みにより奇声を発することもあります。このようなつらい思いをさせないためにも、その子の成長に合ったビタミンⅭを摂取できるペレットを与えてください。

モルモットちゃんの足の裏には毛が生えていないため、金網の床や粗い目の床で飼養されると「足底皮膚炎」というものを起こすことがあります。特に肥満の子に多く見られます。皮膚が分厚くなり、ひどい場合には潰瘍化して、二次的感染を起こし、感染が組織の奥深くまで及び骨髄炎を発症することもあります。激しい疼痛を伴うこの病気にならないよう、飼養環境を整え、肥満にならないようにしてあげましょう。

鳥さんのいろいろ

当院で診療できるエキゾチックアニマル

「鳥」と言っても小型のスズメから大型のダチョウまで様々な種類がいますが、ここでは多くの飼い主さんがいらっしゃる「セキセイインコ」や「ブンチョウ」のような小型種を想定してお話を進めていきます。

小鳥(鳥類)はほかの動物と違い空を飛ぶことができます。飛ぶことの出来ない我々からすると非常にうらやましくも思いますが、飛ぶためには大きなエネルギーを必要とします。そのため、鳥類の体は様々な点で特化しています。

食事

一般的に穀物種子の「混合エサ」を食べている鳥さんが多いです。殻付きと殻ムキがありますが、おススメは殻付きです。お掃除が大変ではありますが、栄養価は殻付きのほうが高いです。最近はカラー着色したものも売っていますが、排泄物の異常を判断しにくくなるのでおススメはできません。

コマツナ・チンゲンサイ・ハクサイなどの色の濃い野菜も与えてください。その際、水洗いした葉についた水はそのままに。水滴は水浴びの役目を果たします。

カルシウム補給のためボレー粉は必要です。古くなる前に取り換えてあげてください。

身体のチェック

鳥さんは人間が見てわかるほど体調が悪い場合は、かなり進行していると考えられます。初期の段階で気付いてあげられるよう、日頃から健康チェックは欠かせません。羽や翼は異状ないか?嘴や足の色はいいですか?羽を抜いたり、自分の体を噛んだりしていませんか?眼・鼻・口・肛門の周囲は汚れていませんか?呼吸の時変な音はしていませんか?日頃から鳥さんとコミュニケーションを取ることで些細な変化にも気付いてあげられるでしょう。

注意したい点

鳥さんはとにかく寒さに弱いです。世界中にたくさんの種類の鳥さんがいますが、基本的に暖かいところが原産地です。特に幼鳥、老鳥は抵抗力も低下しているので、冬場は特に体調を崩しやすいです。メスは卵の産み過ぎで栄養不足になったり、偏った食べ物ばかり食べるなどが原因で「卵詰まり」を起こすこともあります。一年を通して暖かい環境づくりを心掛けてください。

セキセイインコは一年中少しずつ換羽しているので心配はないですが、ブンチョウは年に一度4月~6月の梅雨の時期に毛が抜け換わります。羽毛の生えそろっていない状態で水浴びしてしまうと体温を下げてしまうので危険です。この時期は非常に体力を消耗し、体調を崩しやすいですので、注意して見守ってあげましょう。

爬虫類に関して

当院では「爬虫類」と呼ばれる「トカゲさん」「ヘビさん」「カメさん」などの診察も行っております。が、最初に述べたように、エキゾチックアニマルに関しては情報も少なく、さらに個体差も大きく関係してくる動物です。
診療しかねる場合もございますが、気になる症状があれば、一度お電話をください。ご来院いただく際には、飼育している環境の写真があるとアドバイスの幅も広がります。
最近はネットであらゆる情報を手に入れられるようになりました。ただ、その情報を鵜呑みにして「すこしくらい食べないからいいや」「動かなくても昼行性(逆に夜行性)だから動かないんだな」と勝手な判断は危険です。その子を日々観察してあげて下さい。「ただ食べないのか、拒食状態にあるのか」「昼も夜もじっとしている」など飼い主さんが気付くことがあるはずです。爬虫類はなかなか具合の悪さを表に出しません。明らかに具合が悪そうなときはかなり病状が進んでいることがあります。大切なペットに苦しい思いをさせないようにしましょう。

当院で診療できるエキゾチックアニマル

当院で診療できるエキゾチックアニマル

ウサギ、ハムスター、小鳥、フェレット、モルモット、かめ、爬虫類(トカゲなど)。

「エキゾチックアニマルを診療してほしい」というニーズが増えてきたので、勉強しながら対応しています。

診療にあたり大切にしていること

エキゾチックアニマルの診療については、本などの資料が豊富でなかった時代から、経験豊富な先生から学ぶなどの勉強をしてきました。ウサギの診療など、エキゾチックアニマルを診る機会はどんどん増えていますので、今も積極的に勉強を続けています。

動物と人に優しい動物病院を目指して 動物たちにも飼い主さまにもベストな獣医療を目指し、日々研鑽しています。 大切な動物たちの様子がいつもとちがうとお感じの際や、定期健診の際は、ぜひ気軽に岐南動物病院までお越しください。 〒501-6011  岐阜県羽島郡岐南町八剣北4丁目106 058-247-4082
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